大会テーマ|大衆文化とミュージアム

開催の趣旨

 近年、ミュージアムで現代文化や現代史を展示する試みが増えてきました。「戦争」を筆頭に、複数の史観・表象がたえずせめぎ合うイシューを展示するということは、ミュージアムの政治的・社会的位置をも問われる先鋭な方法的営為であると言えます。
 今回の研究大会では、国立歴史民俗博物館の常設展示リニューアルを主導された安田常雄氏をゲストに迎え、同館の現代展示における方法的な工夫や、「研究博物館」としての同館の位置などについてご発表いただきます。それを受けて、現代のオモチャを民俗展示の領域で扱っている兵庫県立歴史博物館の香川雅信氏と、マンガを対象としたミュージアムに携わってきた前・京都国際マンガミュージアム研究員の表智之氏がコメントします。
 ミュージアムの現場での試みを切り口として、文化研究の政治的・社会的布置の現状とこれからについて、議論を深める機会となれば幸いです。よろしくご参集くださいませ。

日時
2011年12月03日(土)14時〜17時30分
会場
神戸女子大学教育センター 5階特別講義室(神戸女子大学三宮キャンパス)

研究発表   「現代文化を展示する」

安田常雄氏(国立歴史民俗博物館特別客員教授

タイムスケジュール

13:15〜    受付
14:00〜14:10 開会挨拶 比較日本文化研究会 会長 川森博司(神戸女子大学)
14:10〜14:15 趣旨説明 表智之(司会)

14:15〜15:15 研究発表 「現代文化を展示する」安田常雄
15:15〜15:55 コメント 香川雅信表智之

15:55〜16:15 休憩
16:15〜17:15 ディスカッション
17:15〜17:20 総括
17:20〜17:30 閉会挨拶

18:00〜 三宮駅近辺にて懇親会(予定)

[以上、敬称略]

※詳細は下記画像を参照ください。